昨日に引き続き、今朝もぐずついた空模様ですっきりしないが、その分照りつける太陽が顔を出さないので、涼しくて楽だ。旅行者には面白くないかもしれないが、生活者としては歓迎できる天気である。
一昨日までチェンマイで一緒をしていたHさんが、ビートルのエンジン音にムラがあるから、ディストリビューターから点火プラグへ伸びる配線が劣化しているのではないかと指摘された。そこで早速配線の交換をしてみることにした。この5本セットの線はちょっと高かったが、まぁしかたあるまい。自分で交換すれば済むのだが、修理屋に持ち込んで、キャブレターの清掃やハンドルの調整をしてもらうついでに取り付けてもらうことにする。
修理屋は補習校の近くにあり、アパートまでは5キロくらいの距離がある。歩いて帰るのには遠いので乗合ピックアップトラックに乗った。アパートも近づいてきたところで、携帯電話のベルが鳴った。「滞在延長の手続き書類の再提出が必要になったから、至急取りに来なさい」と言うものであった。取りに行く先と言うのがサンカンペンというチェンマイの東で、アパートから7キロくらい離れたところである。ちょうどビートルも修理屋に入れたところで、そこまで行く足がない。乗合ピックアップやオート三輪タクシーでも行けないことはないが、、、。ちょっと考えて、自転車で行くことにした。アパートへ戻って、急いで自転車に乗り換えてペダルを踏む。サンカンペンに着く頃には大汗をかいてしまった。書類上の労働に関する労働局へ提出した書類に不備があったらしく、それが回りまわって移民局から「滞在延長に待った」がかかったらしい。再度必要書類をそろえて今度は移民局へ向けてペダルを踏む。この距離がだいたい8キロくらい。正午少し前に移民局に到着したが、移民局のキャプテンはまだ不満顔である。3時に結果を出すからまた来るようにと言われ、アパートまでの3キロをまたペダルを踏む。アパートに戻ってすぐ裸になってシャワーを浴びる。朝方は曇っていて涼しかったのに、昼近くなって強烈な日差しが照りつけるようになっていた。
昼食には、先日からチェンマイ入りしているGさんと小屋がけ食堂で食べましょうと言う約束をしていたのだが、小屋がけ食堂は閉まっていた。そればかりか食堂の建物に「家と土地売ります」との張り紙まで張られている。この食堂はおばさんが借りて商売をしているものだけど、今日の休業と「家と土地売ります」には何らかの関係でもあるのだろうか、、。もし、この店がなくなったりしたらとても寂しい。そのためとても気がかりだ。
3時に再び自転車をこいで移民局へ出頭する。キャプテンが言うには、労働許可証がまだ発行されていないので、3ヵ月間の滞在しか認められないと言う。労働許可証が発行されたら、許可期間相当の滞在延長を認めるから、早く労働許可証を持ってきなさいとのことであった。認められた滞在期間は8月1日となっている。ちょっと間延びしていて、最近タイ人の性格に近づいてきている私としては、こう時間があると、ギリギリまで何の手続きもせずに、間際になってジタバタしそうだ。なるべく早く提出書類を揃えてしまおう。
夕方に、修理屋まで自転車に乗って修理の進行状況を確認に行く。案の定と言うか、まだ何も本格的な作業に取り掛かっていない様子。「明日いっぱいでイインだろ」と言われてしまった。そこで、なら明日の朝車を使うから、今晩は乗って帰るよと、ビートルを引き上げてきた。どうせ明日は補習校で、この近くまで来るのだから、明日の朝に優泰を送った足でそのままビートルを預けてしまえば問題ないだろう。
いやはや、今日は本当によく自転車に乗った。合計で25キロくらいは自転車に乗ったことになるだろうか、、。運動不足解消にはなったようだが、ちょっと足が痛い。そして汗をずいぶんとかいたので、シャワーを3回も浴びてしまった。晩酌のビールがひときわ美味しい。
朝食 |
ご飯とトン汁、タマネギとジャガイモの炒め物。 |
昼食 |
ピーノートの店でカオソイ(チェンマイ風カレーラーメン)。 |
夕食 |
豚の生姜焼き、鶏肉サラダ。 |